2011年12月23日にトッパンホールで開催された、新日フィルコンサートマスターの崔さんと、桐朋学園大教授で、私の10年来のクラリネット師匠である鈴木良昭さんのコンサートは、2011年の忘れられないコンサートの一つとなった。
バルトークのコントラスツ Sz111という、ヴァイオリン、クラリネット、ピアノのためのトリオをメインにおいたこのコンサート。ストラヴィンスキーの兵士の物語による組曲(やはり同じ編成でのトリオ)を前半に演奏し、間にクラリネットやヴァイオリンの独奏曲(ロシアはルーマニアの民謡からとった組曲)配したユニークなプログラム。
これらは、いずれも20世紀を代表する室内楽。崔さんのグランド・アマティが流麗に、あるいは情熱的に鳴り響き、体調不良から立ち直った良昭先生のクラリネットの見事な(信じられないほどの)腕前が満場の聴衆をうならせて、クラシック関係者の多いコンサートでは珍しいといえるほどのチョー万雷の拍手を引き出すこととなった。若き(二人に比べれば)脇岡洋平さんのピアノも二人の力を引き出しきって冴えわたっていた。
拍手にこたえたアンコールもサービス満点で、ミヨーによる南欧の薫り高いトリオに、崔さんのチャールダッシュ(モンティ)も飛び出して、心から楽しめるものとなった。
1年後の2012年12月23日にも同じトッパンホールで、崔さんと良昭先生を中心に同じCONTRASTSと題したコンサートが予定されているという。
今年の予定表に今から書き込んでおきたいものだ。(4,000円のチケット代は安いですぞ!)
写真は赤、青、黄色のシャツで服装でもコントラストを演出(崔さんのアイデアとか)したコンサートを終えて、舞台裏でくつろぐ3人。
