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ジュリアードの魔術師・田中直子先生のレッスンで音色が変わる瞬間を見た!

ジュリアード音楽院で教えながら、時々帰国されてサイトウキネン・オケや、水戸室内管弦楽団でも活躍されている田中直子先生が年末年始にマエストローラ音楽院で数名の受あ講生を指導された。

田中直子先生の指導は、いつも、受講生がかかえている課題(時には本人も気づいていない問題)を、やさしく(しかし鋭く)指摘され、その問題が何故起きているのかを、とても合理的に説明。そして、そのあとに、その問題を解決してより良い演奏をするために「何をするべきか」を具体的に教えてくれる。

ある受講生の場合、この方はアマチュアとしても、かなりハイレベルの演奏技術を持った方だが、音の響きが不十分で、ときおり、指の動きが遅れがちになる・・との問題を抱えていた、田中直子先生は、まず、その方の姿勢、楽器の持ち方、右手の弾き方、左手の指の置き方など、通常なら、初心者に指摘するような問題から課題を解きほぐしていったのだった。

まず、立ち方。 重心をどこに置く方が大切なのだが、その方は重心がつま先より前よりに置いていたため、身体全体に緊張感があり、自然な響きを邪魔する結果になっていた。むしろ、重心を身体の真ん中かむしろかかと寄りに置くことで、右手も左手も自然な動きとなり、音色に太さが戻ってきた。

そして、楽器の持ち方と位置。自然に左手を曲げて上にあげた位置を決め、そこにヴァイオリンを持たせ、しかも、水平な状態を保つ。その方は、ヴァイオリンが水平でなく、かなり、右に傾いていて、そのために、弦が100%鳴らないとの問題があった。楽器をより水平に維持することで、音の響きが美しく鳴りわたってきた。

つぎに弓を持つ右手。右手で弓を楽器の弦に押さえつけることをやめる。右手は、楽器を弾こうとせず、自然な重力にまかせること。つまり、一生懸命右手でひこうとせず、「弓に仕事をさせなさい」。
私のゴルフの先生が、「木下さん、ゴルフクラブを一生懸命手でもってコントロールしようとしないで、もっとクラブに仕事をさせるといいですよ」とよく言われるのだが、まったく同じことが、ヴァイオリンの弾き方でも言われていておかしかった。弓を引くについては、最後に肘がまっすぐになるように、ひききるということ・・も指摘されていた。

最後は、弦の上におく左手の指。左手も、自然の重力を利用して、真上から下にむかって指を置き、重力に任せること。決して、指に力を入れて押さえつけないこと。それによって、音の明瞭さが可能となる。

ほかにもいろいろとあったのだが、基本的には以上のことを田中先生が指摘し、その指摘にこたえることで、受講者の音色は見る見るうちに緊張感が抜けて、さらに、美しく響き始めた。

まるで魔術師のような、田中直子先生のレッスンの一部でした。

マエストローラ音楽院では、こんなレッスンが毎日行われています。ヴィオリンだけでなく、ヴィオラ、チェロ、ピアノ、フルート、クラリネット、声楽など・・・課題を抱えている人にとっては、ちょうど、病院で健康診断を受ける、すぐに効果のでる処方箋をもらうような感じ。もっと良い、美しく響く音を出したい人はぜひお越しください。

詳しくは、http://www.maestrora.jp/ をクリックしてみましょう。


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